安積疏水神社 三社功績碑

Go Index 日本の川に戻る 阿武隈川水系に戻る 五百川に戻る Last update 2006/09/18


安積疏水第二幹線は安積岩瀬爾郡十一町村に潅漑し三千町歩を開田して十萬石増産を 期すもので食糧問題に貢献し日本再建に寄與するものと言いる水路は墜道廿二粁百十二米を 含む廿九粁稀有の大工事で鹿島建設株式會社株式會社間組鐵道工業株式會社の三 社請負のもとに昭和廿一年十月五日福島軍政部司令官臨席起工式を擧げた然るに工事の 進行と並行して資金面の障害資材の入手難加うるに食糧事情悪化労働攻撃等憂慮すべき 状態頻發に三社重役と現地幹部は悲壮な決意から全く業者的観念を超脱して事業の完 成に挺身した偶々廿二年八月東北御巡幸の天皇陛下には十八日櫻橋の現場に臨御有り 難き御言葉を給り関係者感奮興起して努力清進難工の東日沢と瀧の沢間一・九粁の墜道も 廿四年四月十六日午後三時十五分彼の安積山の心髓に於て劃期的貫通となり五月廿九日待 望の通水を見たのである三社の業績は義勇の精神に咲く民主々義の華として尊重すべく農魂を 振作し増産意慾を昂揚するに足ると信ずる私は安積疏水組合常設委員として廿餘年増産は 増反なりと主張してこの大業に際會し微力を呈したとことに於て感慨深きものがある茲に組合員の 意を體して建碑を敢てし三社の功績を永遠に告げるものである
    昭和廿四年十月一日疏水記念日に 安積疏水普通水利組合常設委員 渡邊信任 謹記


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