長面排水機場

Go Index Back 北上川水系に戻る Last update 2002/05/11




新しいふるさとづくり
農業基盤整備湛水防除事業
地区名 長面地区
面積 208ha
受益地 桃生郡河北町
事業主体
 宮城県(農地開発課)
 石巻土地改良事務所
 桃生郡河北町
 桃生郡河北町大川土地改良区
本事業は土地改良法に基づく農林水産省の補助事業である

県営長面地区湛水防除事業完工記念碑
治水豊穣
宮城県知事本間俊太郎
 本地区は、宮城県北東部の桃生郡河北町に位置し、新北上川河口上流右岸に展開する平坦な地域で水稲中心の平地農村地帯である。
 本地域の排水は、積寒事業等により設置された排水機場(二ヶ所)及び排水樋門(二ヶ所)により排除していたが、自然排水本川である一級河川富士川の河川改修と共に流域開発が急速に進み、流出量の増加及び河床上昇による洪水位の上昇及び持続時間漸増し、自然排水能力が著しく低下し、必然的に機械排水に依存せざるを得なくなり、既設の施設能力では少降雨時でも対応しきれない状態となった。このため、関係地域住民は、しばしば湛水被害の憂き目に遭遇した。
 この現状から一日も早く脱却するため、河北町、桃生郡河北町大川土地改良区、関係地域住民一丸となって関係機関に対し精力的に陳情を重ねた結果、昭和五十六年度からしょうわ五十八年度までの三年間に亘り県営調査事業が施行され、昭和五十九年度には県営長面湛水防除事業として採択着工の運びとなった。以来六年の歳月と総額八億四千五百万円余りの巨額を投じて、排水機場、導水路、排水路の新設改修工事が行われ、受益面積二百八ヘクタールを湛水被害から完全に救うことができた。これは国、県並びに関係機関と御理解ある地権者各位の御協力によるものでありここに衷心より深く感謝の意を表し、本事業の完成にあたり尽力された方々の功績を讃え記念碑を建立し末永く後世に伝えるものである。
 平成二年三月吉日
 河北町長 太田 実
 桃生郡河北町大川土地改良区
 理事長 阿部長悦






Go Index Back 北上川水系に戻る Go Topページトップへ

kasen.net Copyright (C) 2002-