日本の川と災害 > 日本の川> > 北上川水系 > 磐井川 > JR東北本線橋梁〜東北自動車道 > 水害復興記念像、磐井地蔵尊 Last update 2008/06/22
一関市青葉2丁目
磐井川 磐井橋上流左岸
(一関市)
水害復興記念像
過ぐる昭和二十二年及び翌二十三年と両度に亘る大水害により市民五百四十六名が不
慮の水難に殉じ剰之家財商品等の悉くを失い耕地は侵され 當時を回顧するとき今尚
慄然たるものがあり まことに感無量であります 尓來苦節十年今日に見る延長五七
二七米に及ぶ磐井川大堤防と四大橋梁及び三十餘万坪に亘る都市計画の完成は畢竟す
るに水没者各位の尊い犠牲の賜物であります 仍て大水害十周年を迎うるに当り●霊
の冥福を祈り又市民苦闘の歴史を後世に伝うべく一関六万市民の浄財によって茲に水
害復興記念像を建立した次第であります
昭和三十三年九月十五日
一関市大水害復興記念事業委員会
一関市長 ●●●●誌
東京芸術大学教授
菊池一雄 作
磐井地蔵尊
磐井地蔵尊
昭和二十二年九月十五日・昭和二十三年九月十六日、カサリ
ン・アイオンの両二大台風で亡くなられた、五百七十余名の精
霊を供養するため、一関寺院連盟の発願により昭和二十七年四
月二十七日水害復興祭に当り、ここより約二百米下流の地に建
立された地蔵尊像です。
奉賛会が昭和五十五年九月十六日、三十三回年忌法要を行う
に当り、罹災諸精霊を回向し、再び過去の様な惨事をおこさな
いように、堅固な堤防を更に市民と共に永く維持管理につとめ、
災害の無い町づくりに励み、益々の繁栄と平安の祈願を込めて、
四季折々の風致豊かな市民の憩と安らぎの崇敬聖苑に相応しい
現在地にご安置しました。
特に移設建立に当り、当時一関市議会議員であり奉賛会の顧
問であられた 故 鈴木軍之進氏(元一関市水害復興局長、一関
市水害復興誌編集者)のご尽力を願い、更に(株)佐々木組社長佐
々木顕一氏お二方の絶大なご協力によりまして現在地にお移し
ご安置した地蔵尊です。
磐井川聖観音奉賛会
会長 鈴木三郎
会長代行 安斎一良
副会長 阿部精一郎
〃 千葉長吉
〃 小岩忠吾
婦人部長 阿部愛子
初代会長 小野寺武雄
発願 一関寺院連盟
顧問 高橋源治
昭和五十九年四月八日建之
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