北上川水系に戻る 江合川に戻る 鳴子ダムに戻る
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2003/05/16
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建設譜
江合川は大正六年以来改修工事を実施中であったが 昭和十九年の洪水は当初の計画高水流量1,030立方米毎秒を超え その后昭和二十二年のカザリン同二十三年のアイオン両台風による洪水は遙かにこれを突破して到るところ破堤氾濫し大災害を与えた この結果計画洪水量は大谷川合流点に於いて1,800立方米毎秒に増加し 改修工事は根本的に改訂するの己むなきに至った
鳴子ダムは北上特定地域綜合開発計画の一環として 大崎耕土壱万町歩を含む北上川下流部の洪水防禦を主眼とし 灌漑用水の供給と水力発電にも使用する多目的ダムとして建設されたものである 灌漑用水は表面温水を適時所要量放流出来るので 干魃の危険を軽減するのみならず相当の増収が期待される
此のダムは日本人のみの手になる我が国最初のアーチダムである 貯水池の水位を調節し洪水を安全に流下する為 左岸岩盤内に余水吐トンネルを設けたが これは複雑な曲線を持つ斜坑式トンネルで この種のものとしては日本で最大の規模であり又堤頂溢流射水の流向を変換して下流河巾に一様に撒布する楕円形デフレクターの形式は本ダムを以って嚆矢とするものである
昭和三十二年十月
建設省
鳴子ダム工事従事者
東北地方建設局
局長
伊藤 信
照井隆三郎
佐藤清見
部長
三浦文次郎
川瀬正俊
小久保欽哉
横山幹太
青柳晴一
江田正光
小西是夫
所長
藤樫博暁
白石文彦
課長
宮崎 明
長井 健
井田至春
巌真 温
植木貞衛
佐々木騰
金子完朗
永野長平
松木新輔
千葉誠吉
安齋駒吉
坂田直次
渡邊正敏
所員
四戸一男
山崎十三
相原圭介
赤坂和雄
上斗米均
石幡正留
荒木良典
星野喜久雄
金子 晃
相澤 實
野本誠三
永嶋克巳
對馬助藏
佐藤徳兵衛
菅田節雄
只木涬仁
星 稔
高橋 博
工藤脩一
小林多喜一郎
舘山 操
高橋 馨
佐藤新一
門澤正巳
宮杜 昇
雨宮利亨
森田満衛造
泉 湊
太田美彦
佐藤儀一
岡本貞義
大越晴之
高橋良二
佐々木泰男
佐々木光夫
本田英郎
木村徳彌
加谷軍一
三塚秀男
新関欽也
輕部 久
青木褜司
東海林幸男
上石和郎
横山敏夫
藤村次郎
高島忠雄
吉田志郎
佐藤三男
吉田哲也
熊谷喬雄
遊佐一衛
菅原榮一
伊藤 宏
狩野秀夫
高橋昌三
中田 敬
林田保男
真見 實
笹 明夫
今野敬教
猪股正利
菅谷 薫
村上三郎
大町 功
吉田富壽
木村 武
佐々木堅太郎
三ヶ尻喜壽馬
千田富良
千葉 恭
吉田吉二
菊地禮四
井上 穰
新妻保男
舘野 茂
遊佐武男
又森善次郎
齋藤賢也
安部 操
菊地哲夫
守屋 潔
小関武男
遠藤四郎
佐々木士郎
藤平利明
大場堅司
平塚誠一
安部 實
片平伸夫
佐々木八郎
高橋廣利
川村幸治
菅原安男
池田徳司
小野寺盛
五十嵐脩二
嘱託
中田公平
旭 重藏
石井辰男
影山信也
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