日本の川へ戻る 鳴瀬川へ戻る Last update 2004/03/10
鈴根五郎排水機場付近鳴瀬川右岸堤防
横堤防(横土手)
藩政時代に設置されたものといわれている
鳴瀬川右岸堤防からこの横堤防で山付けとなっており、上流の氾濫水は下流に流れないため、横堤防から下流の平野を守ると同時に横堤防から上流は鈴根五郎川の氾濫により浸水常習地帯となっていた
排水機場の整備により漸く美田となった
桑折江堰から取水された国営幹線用水路のため横堤防に設置された新穴筒樋管
横堤防上流側の氾濫水が横堤防下流に流下しないよう洪水時に閉鎖するもの
横堤防新穴筒樋管付近から上流側をみる
幹線用水路は鈴根五郎川の下をサイフォン構造で潜っている
新穴筒
型式 ステンレス製スライドゲート
有効幅・扉高 幅2.20m×高1.40m
門数 1門
扉体重量 0.77t
製作年月 平成15年7月
事業主体 農林水産省
製作者 北日本機械株式会社
鈴根五郎排水樋管
川表側は平成14年5月応急対策事業により改築されている
鈴根五郎排水樋管
2002年5月
東北地方整備局
管理者 東北地方整備局長
巾 2.4m 高 2.5m(3連)
函渠長 42.5m 樋管長 53.1m
施工 株式会社金原土建
鈴根五郎排水樋管ゲート
形式 鋼製ローラーゲート
設置数 3門
純径間×有効高 2.400m×2.500m
扉体重量 2.2ton/門
設置年月 2002年5月
製作 東北ドック鉄工株式会社
樋管管渠本体部分は昭和36年当時のもの
鈴根五郎樋門
昭和36年2月竣功
鈴根五郎排水機場
鈴根五郎排水機場
鈴根五郎排水機場は、鳴瀬川右岸堤防と山地に囲まれた平地部を流れる一級河川鈴根五郎の本川合流点に位置し洪水時に本川の水位上昇に伴い、排水樋門を閉鎖し、自然排水が不可能になったとき、湛水被害防除のため稼働するポンプ場です。この排水機場の排水量は20m3/secで、工事は昭和48年度より着工し、昭和63年度に総事業費約27億9千万円をもって完成したものです。
流域面積 18.6km2
(山地 10.1km2)
(平地 8.5km2)
排水機場の諸元
機場上屋
鉄骨鉄筋コンクリート造4階建
建築面積 555.59m2 延面積 1,420.32m2
吐出水槽 長サ16.4m 巾9.4m 高サ5.87m--------------1基
排水樋管 樋管延長53.0m 高サ2.3m×巾3.2m×2連----1式
屋外燃料貯油槽 横型地下埋設型 鋼板製25,000l------1基
主要機器
排水ポンプ 立軸斜流ポンプ---口径2,000mm 排水量10m3/sec 2台
エンジン 水冷式ディーゼルエンジン--出力1,100PS/750r.p.m 2台
発電機 3相交流発電機------発電出力150KVA/210PS 2台
天井クレーン 電動式トロリー型走行クレーン--巻上荷重32t/5t吊り 1基
除塵機 傾斜型回転レーキ付バースクリーン------能力4m3/hr 1式
建設省東北地方建設局
北上川下流工事事務所
鈴根五郎排水紀念碑
鈴根五郎排水事業竣工記念碑
鈴根五郎排水機場完工記念碑
鈴根五郎水害予防組合解散記念碑
鈴根五郎川