いせわん台風の工事完工を記念して１９６３．３
伊勢湾台風災害復旧竣功記念碑この付近は木曽三川に囲まれたのどかな田園地帯であった。昭和３４年９月２６日 当地方を襲った台風１５号は、後に伊勢湾台風と名付けられた超一級の勢力で中心示度 929ミリバール最大風速６０メートルの猛威をふるい、木曽三川下流部堤防は３６ヶ 所にわたって決壊した。そのため木曽三川周辺に住む人々の財産と多数の人命を も奪い、この付近一帯は二ヶ月余りにわたる浸水に耐えなければならなかった。木曽 三川下流部の復旧工事はまず決壊の仮締切に全力がそそがれ多くの人々の協力を 得て１１月１８日全区域の仮締切工事を完了、直ちに本復旧に取り組み鍋田川締切の大工 事を含む総ての復旧工事はわずか三ヶ年の短年月で昭和３７年度をもって完成した。忘れ ることのできない史上稀有の災害の苦しみと悲しみを再び繰り返さないため、当時の 異常高潮に加えて想像を絶する高浪を模してここに竣工記念碑を建てたものである。
高潮対策事業のあらまし
建設省中部地方建設局
いせわん台風
白浜付近上陸年月日 S34.9.26.18h
気圧 929mb
瞬間最大風速 60m/s
被害
河川海岸堤防の破堤 216箇所、22km
たん水面積 31,000ha
死者行方不明 4,645人
被害総額 5,540億円
復旧工事
施工延長 56km
堤防高 7.5m〜5.8m
総事業費 183億円
主要資材
矢板 1,120km
コンクリートブロック 2,687,000個
コンクリート量 615,000m3
出役延人員 1,985,000人
潮止め完了 S34.11.18（河川） S34.11.21（海岸）
本復旧完了 S38.3.3（河川） S37.9.30（海岸）
朝日土木株式会社
伊藤工務店
伊勢土建工業株式会社
株式会社アジア航空測量
株式会社揖斐川工業
株式会社大林組
株式会社大本組
株式会社奥村組
株式会社兼松
株式会社久志本組
株式会社熊谷組
株式会社鴻池組
株式会社後藤組
株式会社酒井鉄工所
株式会社銭高組
株式会社大鉄工業
株式会社樽文商店
株式会社中村組
株式会社間組
株式会社福田組
株式会社本間組
株式会社真下工務店
株式会社水野組
株式会社矢野組
株式会社渡辺組
株式会社藤田組
鹿島建設株式会社
川北電気株式会社
川田工業株式会社
河村産業所株式会社
河本工業株式会社
汽車製造株式会社
近畿電気工業株式会社
桑名建設事業協同組合
合資会社安部工業所
合働運輸業株式会社
興和コンクリート株式会社
五光建設共同企業体
児玉建設株式会社
酒井建設株式会社
坂井田建設株式会社
佐藤工務店
佐藤工業株式会社
佐伯建設工業株式会社
三共コンクリート工業株式会社
三信建設工業株式会社
清水建設株式会社
昭和コンクリート工業株式会社
昭和土建株式会社
新東海商事株式会社
杉山砂利株式会社
鈴中工業株式会社
住友建設株式会社
全建興業株式会社
大成建設株式会社
大成道路株式会社
大都工業株式会社
大同コンクリート工業株式会社
大有道路株式会社
田島工業株式会社
田部井建設株式会社
中央電気工事株式会社
中部コンクリート製品協会
中部日米金属建物新社株式会社
中国土木株式会社
東亜道路工業株式会社
東亜港湾工業株式会社
東海コンクリート工業株式会社
東海土建株式会社
東京基礎工事株式会社
東西物産株式会社
東邦硬化煉瓦株式会社
東洋コンクリート工業株式会社
東洋パイル株式会社
徳倉建設株式会社
飛島土木株式会社
豊田コンクリート株式会社
永井建設株式会社
中村建設株式会社
名古屋コンクリートブロック株式会社
名古屋造船株式会社
西松建設株式会社
西脇商店
日八工業株式会社
日本工業株式会社
日本国土開発株式会社
日本土建株式会社
日本鋪道株式会社
松岡建設株式会社
松永産業株式会社
丸三有限会社
丸善舗道株式会社
三井建設株式会社
美濃コンクリート株式会社
株式会社宮本組
村上建設株式会社
阪神築港株式会社
ピーエスコンクリート株式会社
日立造船株式会社
ブルドーザー工業株式会社
北海道Ｐ．Ｓコンクリート株式会社
北勢砂利興業株式会社
安田電気株式会社
山形屋木材株式会社
山田組
八幡製鉄株式会社
矢作建設株式会社
吉川建設株式会社
吉田工務店
四日市砂利株式会社
臨海土木工業所株式会社
和栄建設共同企業体
若松築港株式会社
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