江翁寺薩摩義士墓

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岐阜県輪之内町楡俣新田 江翁寺
28 153 436*42

岐阜県指定史跡　江翁寺薩摩工事義没者墓
岐阜県教育委員会

　江翁寺薩摩義士の墓（県指定文化財）
江戸時代の宝暦年間、薩摩藩の御手伝普請により木曽三川の治水工事が行われました。
　その時に犠牲となった薩摩義士、六名の墓が祀られています。六名はいずれも工事の貴任をとり、割腹自害された方々の墓です。

淡交如水居士	永山市左衛門	宝暦四・　九・　九
大方養安居士	郷田喜八	宝暦四・十一・　九
一雲清無居士	永田杢左衛門	宝暦四・　九・十五
月海澄舟居士	籾木稲右衛門	宝暦四・十一・　三
賀屋玄慶居士	浜島紋右衛門	宝暦四・　九・二十三
海雲道巨信士	市右衛門	宝暦四・　九・　一

　大正十三年、大薮町教育委員会により江翁寺境内に散 らばっていた墓を現在のように集められました。
　永山市左衛門、籾木稲右衛門、浜島紋右衛門の三名は 三之手工事現場の薩摩方貴任者四名中の三名です。
　永田杢左衛門、浜島紋右衛門の子孫は鹿児島県と滋賀 県に健在であり、浜島紋右衛門の出身地は、鹿児島県郡 山町であることが判明しています。



淡交如水居士
薩州　永山市左衛門

宝暦四甲戌年
大方養安居士
霜月初九日

一雲清無居士

月海澄舟居士

賀屋玄慶居士

海雲道巨信士

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