山田省三郎翁像

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長良川左岸51.2k付近(四ツ屋公園内)
MAPCODE28 646 227*86



岐阜縣知事正五位勲四等金澤正雄題額
治水翁山田君名省三郎稻葉
郡佐波村人夙憂郷國屢ニ圮
于水為起治水共同社拮据經
營百折不撓若夫三川分流成
工●君奔走之力居多焉以輿
望為縣會議員衆議院議員敍
正六位賜藍綬褒章及老病各
輪中贈以養老田君既歿有志
與各輪中胥謀鑄銅肖君以旌
盛徳於不朽云
昭和三年十一月
 建設委員長
 岐阜縣書記官正五位勲四等前田慎吾

山田省三郎翁の像
天保13年(1842)現在の柳津町佐波に生まれた山田省三郎は、幼い頃に父を亡くし、
13歳という若さで名主となり庄屋役に進んだが、洪水の悲惨さを身にしみて知っていた
彼は、19歳で加納藩主に治水の大切さを申し出て用いられて堤防取締役となった。
 明治維新後も治水にかける情熱はやまず、明治11年(1878)には治水共同社を有志と
共に設立し、木曽川下流改修の大事業の推進に貢献した。
 明治12年に県議会議員、明治14年(1881)加納輪中水利士功会の設立と共にその議員
となり、長良川改修、境川改修に全力を尽くした。
明治35年に衆議院議員となり、大正5年(1916)享年75歳で逝去した。
 その後、治水に尽くした彼の遺徳を偲ぶ人々が昭和4年銅像を建立したが、第二次世界
大戦中の金属回収で姿を消し、昭和32年(1957)コンクリート製の像が再建された。
「参考文献 昭和62年3月 建設省中部地方建設局 郷土の碑を訪ねて 他」


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