鍋田神明社・伊勢湾台風殉難之碑・伊勢湾台風殉難者慰霊観音

日本の川と災害 > 日本の災害 > 伊勢湾台風 > 鍋田神明社・伊勢湾台風殉難之碑・伊勢湾台風殉難者慰霊観音  Last update 2008/01/18


愛知県弥富市鍋田町
152497219*85



神社碑由来
昭和三十四年九月二十六日未曽有の風水害におそわれた伊勢湾台風の十周年記念事業の一つとして鍋田神明社を建設す
総額四百拾萬圓の内この建設資金は組合員一三六名内拾五萬圓を元金に不足額は内外一般に寄付金をお願いして造り現物寄附者名はそれぞれの物に現金寄附者名はこの碑に記す
 昭和四十四年十二月
施主鍋田開拓農業協同組合
   米一俵八阡三百圓
(以下氏名略)

鍋田神明社由緒
昭和三十四年九月二十六日(一九五九年) 未曽有の風水害におそわれた伊勢湾台風の十周年記念事業の一つとして鍋田神明社を造営する
完成昭和四十四年十二月(一九六九年)
平成三年六月十二日(一九九一年)仮殿遷座祭
地域百参拾九名の方々より総額弐阡参拾八萬圓の寄附を元に境内を一、二米地盛し御社殿再建、石垣、玉垣及び神域を整備する
平成三年八月一日 本殿遷座祭
同年十月五日御遷宮奉祝祭を挙行する
平成四年二月二十九日(一九九二年)
 鍋田神明社造営竣工碑除幕式
     神宮 板津千代二
 鍋田神明社再建実行委員会
     氏子一同

伊勢湾台風殉難之碑

(裏面)
碑文
謹しみて十年に当り百三十三体の供養をして伊勢湾台風の犠牲となり給わりし人々の御冥福を祈り鍋田干拓地の安全と繁栄をこの地に居住されるすべての人人の眞の幸福を祈りを捧げる

(以下氏名略)
昭和四十四年九月 伊勢湾台風十周年記念実行委員会

観音堂

伊勢湾台風殉難者慰霊観音

伊勢湾台風殉難者慰霊観音由来
 この慰霊観音像は名古屋地方光友会と愛知 県報徳会の有志の方々が伊勢湾台風により開拓 の中途において雄図空しく黄泉の客となられし 諸兄の御霊を供養し同時に生存入植者の激励 をしようとのご配意で昭和参拾七年末に生存入 職者を通じ犠牲となられた諸兄ゆかりの地(宅 地又は火葬個所)からひとにぎりの現地の土を集め これを陶土に混入し高さ一米の観音像政策を 常滑市の陶芸作家柴山清風氏(故人)に依頼 され昭和参拾八年七月弐拾七日前記有志代表の 山本善太郎氏を通しておくられたもので入植者は、こ の真心こもる善意の人々に感謝しつつ山本氏一行 と共に同日開拓農協に於いて慰霊観音像の 開眼法要が営まれました。
美術的価値高い仏像故に今日まで開拓農協の一隅 に安置されておりました。台風復興十周年記 念の折御堂の建立も配慮され乍ら諸般の都合 から今日に至り本年は十三回忌に相当する事か ら篤志家の協力と部落全体から浄財をつの り御堂の建立をなし観音像を安置するべ く造搭供養の式典を挙行する(四六.七.二〇)


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