平成7年7月北信・上越梅雨前線豪雨災害

日本の川と災害> > 日本の災害 > 平成7年7月北信・上越梅雨前線豪雨災害  Last update 2008/07/09


 平成7年7月の梅雨前線豪雨により、新潟県上越地方及び長野県北部を中心として河川の氾濫、河岸の欠壊、土石流の発生等が各地で生じ、家屋・農地等の流失、鉄道・道路の途絶など甚大な被害をもたらした。


姫川

平成7年7月洪水後の姫川河道状況

姫川 崩壊地姫川 平成8年6月撮影
姫川右岸の崩壊地。河岸浸食により斜面崩壊が進み姫川に土砂供給している。平成7年7月の災害後にも浸食が進んでいる。

流木の発生JR橋橋脚にからまった流木。
平成7年7月の豪雨後、新潟県から青森県にかけての海岸に豪雨によって流出したと思われる大量の流木が漂着し、海水浴、漁業、船舶の航行等に大きな影響があった。河岸欠壊や土石流は土砂だけでなく流木も発生させ、被害を広域に拡大させる。

JR大糸線JR大糸線の被害
姫川と平行するJR大糸線(JR西日本)は、南小谷〜小滝間で河岸欠壊や土石流によって軌道、橋梁の流失など大きな被害を受け不通となり平成9年5月現在も復旧していない。
<写真は長野県河川課提供>


関川

平成7年7月洪水後の関川河道状況

関川 巨石、流木関川 平成8年6月撮影
関川では支川からの供給土砂は比較的少なく、河道の流下能力を越える洪水によって河岸が浸食され、流路の埋塞、蛇行が繰り返され元の河道がわからなくなるほどの被害となった。
土砂とともに発生した巨石や流木も被害を大きくしている。

関川河岸欠壊両岸に田畑等のない山間部においても河岸の欠壊が激しく、山腹を崩壊させ多量の土砂の発生源となった。

関川 被害家屋流失を免れた家

関川家屋流失箇所このあたりの家屋は押し流された。元の高さまで埋め戻されカゴマットによる仮設護岸が施工されている。


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