物部長穂

日本の川と災害 > 治水・利水・災害対策に尽くした人々 > 物部長穂  Last update 2007/03/09


明治21年(1888)7月19日〜-昭和16年(1941)9月9日
従三位勲三等、工学博士
第3代内務省土木試験所長、東京帝国大学教授(河川工学)
第15回帝国学士院恩賜賞
「水理学」、「土木耐震学」を著す



工学博士 物部長穂先生



 碑文
 物部長穂先生は明治二十一年七月十九日父長元母スメの
次男として荒川村に生まれた 若くして向学の志堅く
朝日尋常小学校から秋田中学 さらに仙台第二高等学校から
東京帝国大学に入学 大学卒業のおり学術優秀品行
方正の故をもって恩賜の銀時計を下賜された
 卒業後は内務省に入り治水事業を計画 その研究で
大正九年工学博士の称号を得 また大正十四年三十七歳の
若さで「構造物の振動並びに其の耐震性に就いて」の
論文を発表帝国学士院より恩賜賞を授与された また
同年発表した「貯水用重力堰堤の特性並びに其の合理的
設計法」は重力式ダム設計の基礎となり今日に引き
継がれている
 先生は同十五年東京帝国大学教授 同年内務省土木
試験所長に就任 また昭和八年には大著「水理学」を
出版するなど子弟の教育と土木工学に尽くされた功績は
筆舌に尽くし難いものがある
 昭和十六年九月九日東京小金井で逝去 享年五十三歳
(従三位勲三等)
 ここに博士の功績を後世に伝えるべく銅像を建設し
その栄光の数々を碑文に刻み永く顕彰するものである
 平成五年十月三十日建立
  物部長穂顕彰委員会委員長
  協和町長 佐々木清一

物部長穂記念館

019-2411 大仙市協和境字唐松岳44-2 まほろば唐松隣接、入館共通


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