河川景観の保全

Go Index Last update 2004/11/20


かくし高水護岸

堤防には計画高水位の高さまで護岸を整備することになっています。
特に橋梁、樋門・樋管、水門などの構造物の前後には護岸を整備することが義務づけられています。
従来、コンクリートブロック張の護岸が一般的でしたが、これでは非常に人工的な景観となってしまいます。
そこで、護岸に覆土をし、土の堤防と同様の景観を保つことが考えられます。
こうしたかくし護岸構造の場合、護岸がコンクリートでは、
1)覆土しても流水に流されてしまいやすい
2)十分な覆土厚がないと植生が育ちにくい
ことが考えられます。
一方、従来のコンクリート構造では、堤防の沈下等変形に追随しにくいこともあり、柔構造で連続体となる鉄線かご型護岸の使用が有利な面もあります。

樋管前後の護岸を鉄線かご型護岸(遮水シートあり)とし、30cm厚の覆土をした例
護岸のない部分は張芝、かくし護岸部分は種子吹き付けで施工したので濃い緑色の範囲がかくし護岸の設置箇所


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