員弁川 町屋用水建設記念碑

Go Index 日本の川に戻る 三重県内の川に戻る 員弁川水系に戻る 町屋用水取水堰に戻る Last update 2005/11/12


三重県知事 田中 覚

当町屋用水は町屋川下流にあった和泉井堰のほか拾ヶ所の取入口を統合してかんがい用水合理化を図るため昭和二十六年現在の桑名市旧城南村の全域及び朝日町の縄生小向及び川越町の当新田北福崎亀須亀崎等受益農耕地面積七百余町歩を以て町屋川沿岸土地改良区を結成しその主要施設として上流大字安永地域に町屋川を横断する堅牢な頭首工(延長固定部一五〇米溢流部七米)を築造しそれより左右両岸五千貳百七拾七米に及ぶコンクリート造水路を布設する計画を樹てたのである幸いこの計画は三重県当局の深い理解を得るところとなり昭和二十八年県営を以て総工費壱億貳千五百拾六万圓「うち地元負担金四千六百参拾万圓」で着工せられ幾多の難関を克服して昭和三十二年に完成したお陰で当地域の農業用水は完全に確保せられたのみならずその後における当地方の地盤沈下に伴う取水困難の解消伊勢湾台風時の除塩水利用等幾多の余恵をほどこし今日に至ったことは実に町屋用水完成の賜物でありここに受益者一同感謝して本記念碑を建設した次第である尚本事業の遂行については当時の城南朝日川越の各村長を始め三重県耕地課就中当時の三重県農地部長田中覚及び耕地課長石川與一両氏の終始変らない御盡力によりこの成果を得られたことを念書しておく
  昭和三十九年五月


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