Last update 1997/09/04
水防演習は毎年出水期に先立ち水防管理団体等が集まり水防工法などの演習を行います。
土のう製造機
木流し工
流水で削られようとしている堤防に土のうを結びつけた木を流して水勢を弱めます。近くにある木を切って使えるので特別な資材がなくてもすぐにできる工法です。早いが一番。
水防マット工
木流し工と同様洗掘を防止します。防水マットに縦にポケット状の袋が着けてあり、上から石や土のうを投入すればすぐに設置できます。
五徳縫い工
堤防に亀裂が生じた場合に、亀裂を挟むように両側に竹を打ち込み、束ねます。竹の弾力で亀裂の拡大を抑えます。
月の輪工
堤防の裏法面から漏水した場合に土のうを積み漏水を溜め、その水圧で堤防からの漏水を抑えます。
釜段工
原理は月の輪工と同じですが、平場で下から漏水した場合に用います。
改良釜段工
土のうの代わりにに鋼製パネルを使用し、省力・迅速に設置できます。
杭打積土のう工
堤防の法面が崩れそうな箇所の下に杭を打ち、上に土のうを積み崩壊を防止します。
土のう羽口工
法面の崩れた箇所に土のうを積み重ね、竹を突き刺し法面を補強します。
築き廻し工
堤防が削られて断面が薄くなった箇所の裏法面に杭を打ち、竹で編み土のうを詰め、堤防断面に厚みをつけて補強します。
簡易パラペット工
組立式のパラペットで越水を防ぎます。
ラバーマット工
水を入れて膨らませます。土砂の少ないところで有効。
県警ヘリによる水難救助訓練
水陸両用車
建設省九州技術事務所保有の情報収集車。
車体はメガクルーザーで47゚の斜面、90cmのくぼみ、50cmの段差、水深90cmの水の中も走行可能な四輪駆動車。車体上部には照明装置とビデオカメラを装備、画像伝送等により災害対策支援車をバックアップする。(九州技術事務所資料による)